33番書き取り帳が出ていません

会いたい気持ちが世界の中心

君を悲しくさせない時代

 

逆風に晒されるりゅうちぇる先生についてしばらくずっと考えを巡らせていたときがありました。彼が悩みぬいた三年という歳月には遠く及ばなくとも、目に見えない信念をどこまでも貫き通す人が目に見えるかたちで示す覚悟とはどういうものかに強く強く興味が沸いたからです。

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最初に書いておくとわたし自身はタトゥー、刺青議論ついては至極フラットな思想です。というよりは縁がない文化すぎてやりたい人は大いにやったらいいと思うし将来パートナーが現れるとして名前を彫りたいと言われたら世間体とかではなくわたし自身の感性で素直にやめときな〜!?と言ってしまうかもしれない。いやデザインにもよるかな….…価値観を変えるくらい衝撃的にクールだったらカッケー!!許した!ってなるのかな…日本では忌避される傾向が強いということをいったん念頭から外せば、りゅうちぇるパパが龍のモチーフを入れたみたいなそういうアートに落とし込む形での愛情表現はすごく良いなと素直に思った。ファンアート見るの好きだし。他者の視点から見た自分というものを形にしてもらってそこに愛があれば嬉しくない人は少ないのではないか。昔、専門同期がわたしをイメージしたポップアート風なデザインを描いてくれたときめちゃくちゃに嬉しかったし。

とはいえ悪いイメージが先行してしまう文化であるということもわかる。人気商売のタレントとしては致命的になりかねない。わかるオブわかる。でもなーんか刺青は罪人がしてたものだという歴史的背景が〜〜みたいな論調は微妙にずれてる。と個人的には思う。そんなん言い始めたら浴衣だって昔は寝間着やん。パジャマやん。

 

わたしはタレントりゅうちぇるの熱心なファンというわけでもない。けど、どちらかと言えば発信するポジティブな言動に傾倒してる系の人だ。りゅうちぇる面白いもん。元気が出るよな。

この体で、僕は大切な家族の笑顔を守るのです。なので、この体に、大切な家族の名前を刻みました。

しかしながらこれを読んだときは因果関係がオカシイだろ〜〜?????なので、の意味が最高に分からんくてウケる!っつってウケてたんですがまあ、彼のファッションやライフスタイルから影響を受けているカルチャーがあるのも理解出来たし

身体に刻まなければ大切に出来ない程度の愛なのかよという意見があったけれど逆だと思う。あれだけ自分らしい生き方だったり趣味嗜好をボッコボコに殴られてもにこやかに耐えられる芯のある人があえて身体に刻みたいと望んだ意思。そこに彼なりのイデオロギーがあったから彼のポリシーが生まれたのではないのか?と。ていうかタトゥーだって絶対に痛えじゃん単純にさ。知らんけど。推しが物理的にも比喩的にも叩かれるのは発狂するくらい無理だけど推しの名前彫るのだったら自分は痛くても耐えられるのかな?わっかんねえ!!(悟空)

 

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あらゆるバッシングを飲み込んだ上で誤解されたくないと真摯に発信したインスタグラムの文面。

反響をざっと見たかんじバッシングの多くはタトゥーを入れることによるデメリット、パブリックイメージ、リスク……おおよそそんな感じだった。もちろんそれらはひとつひとつが一般的な見識に基づいた正論でなにひとつ間違っちゃいない。ただ同時に地頭が良いりゅうちぇる先生がそれらを三年間の中で考えなかったわけがない。

優しい言葉を投げかけてくれる人が好きと言うわけではなく、本当に僕のことを応援してくれている方と、そうでない方のコメント、言葉の違いくらい僕にも分かります。

タレントりゅうちぇるが社会的にイメージダウンして仕事が減ることは子供を守ることとノットイコールじゃないのか?という進言。うん、間違いないね。でもそれはりゅうちぇる自身が背負うべき責任だからとやかくいえた義理はないしタレントりゅうちぇるの芸能人生命より比嘉龍二個人の意志を尊重した結果でしかない、と外野は申しております。

なんやかんや言ってもタトゥーの入ったパパなんておかしいかどうかはこれからりゅうちぇる先生や妻のぺこさんが証明していかなきゃいけないことは変わりないし成長したリンクくんが判断することである。

 

最初にテレビに出させて頂いた頃、「ビジネスカップル」ってよく言われてたんです。でも誠意をもって活動を続けていたら、僕たちのことを信じてくれる人も多くなって、いつしかそういう声は聞こえなくなりました。だから何を言われてもいちいち反応せず、自分たちらしくやっていこうって考えています。

今まで、この仕事はりゅうちぇるらしくないからやめておこうとか、自分の枠を狭めて考えいた自分がいたんですね。でもリンクが生まれて、もっとお仕事を頑張ろうと思って、その仕事にりゅうちぇる色がなくても、最終的に僕っぽくしたらいいんじゃないかなって思うようになったんです。挑戦しないでやめちゃうのはもったいない。

りゅうちぇる、息子「リンク」を曲にするつもりはなかった 深い愛で語る育児論 モデルプレスインタビュー - モデルプレス

 

これを書いていたときにちょうど手話ライブに行く機会があってそこで目に、耳にしたSOONERSというバンドの「レイ・チャールズ」という曲がとてもとてもしっくり来て、霧が晴れていくような感覚、天啓に限りなく近いなにかを受けたような気すらした。

 

レイ・チャールズのような男が駅の階段で段ボールを抱えている。あの段ボールが彼のすべてだ。道行く人は蔑視しているけれど、でももしかしたら彼はすごいピアノを弾くかもしれない。とんでもない才気を秘めてるかもしれない。ほんの一握りの運が足りなくて今ここにいるのかもしれない。

もしかしたら、なんてものは無いのかもしれない。でも僕は彼の何を知っているのだろう?もしかしたら、を知らないでいるのは勿体ないかもしれない

 

りゅうちぇるの文章は言葉足らずで稚拙だったと思う。立場的にもっと率直に伝えたくても出来なかった表現ももしかしたら根底にはあったのかもしれない。でも真意は、りゅうちぇるが言いたいことは「異文化を肯定しろ」ではなくて「イメージだけですべてを値踏みしてしまうのは勿体ないのではないか?」とか、そういうことなんじゃないのかな?って。目の前の人を偏見というレッテルでカテゴライズしその人自身の魅力に気づけなかったり審美眼が濁ってしまうことは単純にもったいない。

当然、イメージも大事だし芸能人としてその比重の重さにも覚悟はしていたけどそれこそ見た目に左右されない「りゅうちぇる」を応援してくれている人は中身まで見て評価してくれてると思っていた。だからこそ見た目の変化ひとつで見る目が変わってしまうなら驚きを隠せない。それは今まで身一つでりゅうちぇるを貫いてきた彼にとってじゃあ仕方ないねで済ませられないほど悲しいことだった。それだけのこと。

そんな風にわたしは受け取りました。あくまでわたしは、です。

 

案の定ネットニュースや悪意あるSNSはこぞって「偏見のある社会を変えたい」という部分だけをわざわざ切り取って先入観を煽っていた。彼の覚悟はけしてそれ自体が目的ではないはずだったのに。偏った形で伝わることはとても怖いと書いているのに。

「おびえていても何も変わらないから発言していかなきゃいけない」という強い覚悟を発信しているだけなのに。

 

わたしはそれこそ思春期はとくになんとなく自分のなかで「しっくり来ない」ことをみんなと同じように上手に看過出来ない生徒でした。今となればどうでもよくなんだ?どうした?チョコでも食べなよ。と思える些細なことすらもものすごく気分に左右されやすく。他者にとっては微粒子レベルでもわたしにとっては砲丸サイズで受け入れられない不調和を理解されたいなんてのはさすがにごうまんだと頭でわかってたから耐えるなり逃げるなり出来たし、ただのわがまま・気分屋・自分勝手と非難される悔しさが常に付き纏った時代にくらべたらすべてが自己責任の社会に出てからの方がよっぽど気持ち的には楽になりました。

だからというわけでもないのですがひとりの人が勇気を奮い端を発した言葉が曲解されて揚げ足取りに使われる社会には本当に腹が立ちます。文化性が乏しいなと辟易する。極論、偏見のある社会はこれからも変わらないだろうなと思うけど正しく伝わらないような世界はぜひとも変えてもらいたい。その意味でならばりゅうちぇる先生を支持していきたいです。

 

 

平成が終わる。相対評価でなく絶対評価を尊重するルールを決めた大人たちからゆとり世代だとバカにされ、埋没していたら今度は企業にお祈りされてきたわたしたちと同じ時代に生まれたりゅうちぇる先生はまさに「現代」のアイコンとしてとてつもなく強い個を生きている。

彼と同世代であることを心強く感じながら新しい時代を作っていくためにわたしも自分の言葉に、行動に責任を持てる限り臆せず世の中に発信していく。どんなにわたしがトンチンカンで支離滅裂な見解を世に晒してたとしてもまずアウトプットしなきゃ始まらないから、批判されてもいいよという覚悟だけは誰にも馬鹿になんてさせない。お前なんにも分かってないな!って言ってくれる人が居たらラッキーじゃん。

ちょっと話は逸れるけどブログやお手紙を書くのは好きなんですが、超絶めんどくさがりなのでぶっちゃけ疲れます。頭の中をそのまま取り出してハイどうぞって出来たらいいけどそうもいかないから毎回めんどくせー!推しが好き!って思いながらレタセ選びます。インスタントな言葉じゃなくて手間と労力をかけたいからかける。ついガッツしちゃいがちだけど推しぴには「丁寧な暮らし」ならぬ丁寧な推し活をしていきたいという気持ちだけはある。閑話休題

 

あーわたしの言葉なんてどうせ伝わらないんだな〜〜言葉とか無価値だな!って生産性ゼロでみじめにビィビィ泣くかひたすら映画と漫画を眺めるかしかしてなかった虚無太郎時代の自分に、あんたが少しだけ解放される時代すぐそこまで来てるよ!って言ってあげたいから。

 

一緒に頑張ろうね。

 

「若すぎるよ」とか「おままごとだ」とか色々言われても もう気にならない

君を守る僕らの覚悟

誰も馬鹿に出来ないよ

【OFFICIAL】歌詞あり:RYUCHELL(りゅうちぇる) -Link(Music Video) - YouTube